
唐突で申し訳ないが、あなたは英語を話すことはできるかい?まるで海外の人のよう流暢に話せなくてもいい。日常会話レベルだとどうだい?
おそらくだが、あなたの職場、私の職場含めて英語が話せる人って50%もいないんじゃないかい?
ちなみに私の職場だと、大体2割って所だ。外資系ブランドであるラグジュアリーブランドも実際はこんなもんなんだよ。
だったら英語なんて必要ないのでは?そう思ったね?
ただ働くだけであれば、英語は必須ではない。英語が話せなくても普通に採用されることがほとんどだ。現に私の職場でも8割の人は英語を話すことができないからね。
ただ、これから販売員から店長、VMDになりたい、MDになりたい、本社勤務したいといった具合にあなたがキャリアアップを望むのであれば、残念ながら英語は必須だ。
これが日本の企業であれば、英語を話せなくてもキャリアアップはできるだろう(話せた方が良いのは言うまでもないが)。
だが、これがラグジュアリーブランド。外資系ブランドになると、英語は必須になるんだよ。気になる人も多いだろ?今回は、この辺りを深く掘り下げて行こうと思う。
ラグジュアリーブランドの販売員として「働く」のに英語は必須ではない
まず、大前提としてラグジュアリーブランドで「働くだけ」なら英語は必須ではない。英語を話すことができなくても普通に日本語で面接があって良ければ採用される。(例外もある)
ただ、英語を話せる人と話せない人なら、間違いなく英語を話せる人の方が採用決定率は高いだろう。これはまぁ間違いない。
国内の店舗の場合、海外の来客数が多い店舗には大抵、スピーカー(中国・英語)が派遣で配属されている。イングリッシュスピーカーは少ないかもしれないが、チャイニーズスピーカーの比率は高い。
つまり、国内で販売をするにあたっては、そこまで語学力は求められていないんだね。大半が日本人のお客さんなので理屈はわかるだろ?
日本語しか話せないんだから、日本人の接客をして海外のお客さんはスピーカーに任せればいいんだからね。
ただ、もし、あなたが英語も中国語もペラペラだったらどうだろうか?スピーカーに渡していた売上げが、ごそっとあなたの売上げになればどうだろう?
その土地の海外客の来客数に左右されるが、決して小さい金額ではないはずだ。日本人のお客さんの売上げに+αで加算されたら?
ラグジュアリーブランドで販売するのに必須ではないが、会社への貢献度(あなたの評価)は間違いなく上がるのは明白だ。
ラグジュアリーブランドでキャリアアップしたいのなら英語は必須
ラグジュアリーブランドで販売職として働くのであれば、英語は必須ではないと先ほどお伝えしたが、あなたがラグジュアリーブランドでキャリアアップを目指すのであれば、英会話の習得は必須科目となる。
理由は簡単だ。ラグジュアリーブランドは外資系のブランドだ。
- 本国とのコミュニケーションは英語
- 本国からの指示や要望も英語
- もちろんメール(書類)も英語
- 海外の来客数も年々増加傾向
なので、これからラグジュアリーブランドでキャリアアップを狙いたいのであれば、英語は必要になるんだ。英語が話せない(理解できない)とその瞬間に本国とのコミュニケーションツールを奪われてしまったも同然だからね。
今後、話した言葉(日本語)が瞬間的に翻訳(英語に)されるツールが登場すれば話は別だが、現状そんなものはない。(近い将来、出てくるとは思うが)

本国とのコミュニケーションツール
英語は本国とのコミュニケーションツールになるんだ。あなたがイギリス産まれのイギリス育ちのイギリス人で、さらに世界的に有名なブランドの社長で、さらに各国にブランドを展開しているとしよう。
各国のリーダーを集めて会議をしたときに日本語や中国語や聞いたこともない言語で会話できるだろうか。できないだろ?英語で話してくれよ!ってなるだろ?そういうことだ。
「郷に入れば郷に従え」ではないが、英語は世界共通語だ。世界の名だたるブランドは違いこそあれど共通語は大体英語だ。
そうなった時に、あなたが英語を話すことができない。それだけで、門前払いになってしまうんだよ。あなたにしかできない特殊なスキルがあって特別に通訳がつくようなら話は別だが、それでも通訳を解さないと会話ができない。これって相手の時間をより多く奪ってることになるだろ?
タイムイズマネーとはよく言ったもので、英語を話せてプラスになることはあってもマイナスになることは今後のキャリアアップにおいて100%ない。これは断言できる。
この業界だけでなく、多くの職種・企業でも同じことが言える。マイナスになることはない。この記事を読んでいるってことは少なからず、あなたの頭に「必要なのかも?」っていう疑問があったからだ。
インターナショナルに働くことにおいて英語は必須なんだ。「英会話できるだけ」でキャリアアップ以上の収穫があることは言うまでもない。
海外の来客数の増加
土地柄にもよるが、海外のお客さんは年々増加傾向にある。分かりやすいところだと東京の銀座、大阪の心斎橋が思い当たるだろう。
福岡あたりも以前に比べるとだいぶ増加している。
とはいえ、中国の来客がまだまだ目立つだが、中国人の方でも普通に英語で話してくる人も以前に比べたら随分増えた(私の体感)。それでも中国人は中国語しか話せない人もまだまだ多いので、この辺りはおとなしくチャイニーズスピーカーに任せてもいいだろう。
英語を話せる方の売上げをゲットできるだけでも、日本語しか話せない販売員に比べるとその差は歴然だ。
まとめ:ラグジュアリーブランドで役職をつけたいなら英語はマスト!
- ラグジュアリーブランドの販売員をするだけなら英語は必須ではないが、
- そこからキャリアアップを狙うのなら英語は必須だ。
ただ、何度も伝えているように、話せないより、話せたほうが絶対的に良い。それだけでライバルを蹴散らし、あなたが昇進していく可能性は高まっていく。
これだけ英語だ英語だ!って言われている世の中なのに、英語を話せる人はまだまだ少ないのだ。
ニーズに対して供給が追いついていないので、今なら英語を習得しているだけで一歩リードできることは間違いないだろう?
