
百貨店にはよく行くかい?あまり行かないのであれば、この機会に是非一度見に行ってほしい。
日によって偏りはあると思うが、多くの中国人が買い物を楽しんでいる姿を見ることができるだろう。一昔前ほどの爆買いは少なくなってきているが、それでも爆買いをする中国人はまだまだ多い。
一般客だけでなく、バイヤーなどが一気に限定品や希少価値の高いものを購入していく姿は、まだまだよく目にする。
その爆買いを自分の売上げにできることが出来たら、あなたの成績はうなぎ登りになることは言うまでもない。そうだろ?
ラグジュアリーブランドでは個人でDAY/100万円以上を売上げることもザラにあるわけだが、ここに爆買いの売上げが加算されたらどうだろう?他の販売員を一気に引き離すことができると思わないかい?
これから勉強する価値は大いにあるし、すでに中国語をある程度、習得しているのであれば、是非、ラグジュアリーブランドの販売員にチャレンジして見てほしい。当然、中国の来客が多い土地でね。
中国人の来客数は年々増加傾向
画像参照:トラベルボイス
直近の10年を見てもわかるように年々、海外からの訪日は増加しており、このうちの約15%が中国人だと言うから驚きだ。数字にして約735万人もの中国人が日本に観光にやってきている。

これらの中国人の観光客が、全て洋服を買いに来ているわけでは、勿論ないが、それでもかなりの人数が洋服を買いにファッションビルや百貨店に押し寄せているんだ。
英語が話せないのであれば、まずは英語からでもいい。英語を話せる中国人も増加しているからね。ラグジュアリーブランドでキャリアアップを狙うなら英語は必須だ。
関連記事:ラグジュアリーブランドの販売員って英語は必須?できるとキャリアアップが加速するぞ!
都内在住なら銀座あたりに行ってみるといい。場所によっては「ここは日本なのか?」と錯覚を覚えるはずだ。
爆買いを味方につけろ!
つまり、これだけ多くの観光客が日本にきている事実がデータとしてある以上、洋服に限らずだが販売員は見逃してはならない。
この客層を掴めるだけで、あなたの売上げは飛躍的に上昇することは安易に想像できるはずだ。何もペラペラに話せる必要はない。
極端な話だが、接客で使う用語だけでも覚えておくといい。それだけで反応は随分と変わってくる。以前、フラッと入店してきた中国のお客さんが、色違い、サイズ違いで約150万円くらいの洋服を一気に買っていたことがあったんだ。
私は、中国語をペラペラと話せるわけでないが、挨拶くらいはできる。そこで、この方が来店された際に(電話してたので中国人だと分かった)、「クゥアンインクゥアンリン(いらっしゃいませ)と言ったんだ。
それだけで彼は、質問は私にしてくれるし、希望を話してくれる。あとはオススメをどんどん紹介して行くだけだ。それだけで、たった30分ほどで150万円もの買い物をしていってくれたんだ。
この時は、チャイニーズスピーカー(中国語通訳)のスタッフが近くにいたので、フォローをお願いしたけどね。
最初に中国語で「いらっしゃいませ」と、もし、私が言っていなかったら、この150万円の売上げは私ではなく他のスタッフが持っていったことだろう。
なにも流暢に中国語を話す必要はない(話せるなら話せるに越したことはないが)。「きっかけ」さえつかむことができれば、極論だがOKなのだ。
「あ、日本人以外の客がきた。適当にあしらおう」これではダメだ。言葉を話せないから億劫な気持ちになるのはよく分かるが、自分の売上げを大きく伸ばしていく過程で、ここを蔑ろにしては非常に勿体ない。

中国語が話せるだけで協力な武器
英語を話せる日本人でさえ、まだまだ少数派なのに中国語を話せる人はさらに少数派だ。
あなたの周りに中国語を話せる人はいるだろうか?挨拶や簡単な単語だけでもいい。おそらく、ほとんどいないのでは?
私の周りにもほとんどいない。逆に、少しでも勉強してるやつは着実に売上げを伸ばしている。
一気に覚える必要はない。
特に販売員であれば、接客用語だけでも覚えてみるといい。それだけで結果は大きく変わるはずだ。ここで少しでも興味が沸いたのであれば、下記サイトで接客で使える簡単な中国語をまとめてくれているので参考にしてみるといい。
一日一つずつでも覚えて実践で使ってみると、接客することが今まで以上に楽しくなるぞ。

国柄の特徴を掴め!
多くの日本人は「日本はこうだから」と変な偏見を持っていることが多い。私も最初は海外の方だろうと日本と同じように対応していたんだが、それではダメだ。
特に日本では「グレーを良し」とする文化があるが、中国人を対応する際はグレーな対応はあまり良くない。これは私の経験と在日中国人である友人に聞いて確認したことなので、ほぼほぼ間違いはないと思うが、ちょっと極端にいうと中国では白か黒なのだ。
例えばだが、「こちらの商品も似合っていますが、このカラーも似合いますねぇ」このフレーズは日本だと通用するが、中国やその他ではあまり通じないんだ。
はっきりと「あなたにはこのデザインのこのカラーが抜群に似合っている。ブラピと見間違えるくらいだよ!ハハッ。」これくらい言い切ってしまったほうが信頼性が高い。
勿論、全く似合ってもいないのに似合っているなんて嘘はダメだし、見破られる可能性もある。本当にあなたが似合っていると自信を持って言えるのなら、わざわざ迷わせるようなグレーな言い方はせずに言い切ってしまおう。
話はそれるが、これは日本でも通じるテクニックだ。最終的に「買う」か「買わない」かは言い換えれば「YES」か「NO」なのだ。
それをわざわざこちらからグレーにしてしまう必要性はない。気持ちよく買い物してもらうためにも、言い切る部分は日本でも同じなんだよ。

まとめ:難易度は高いが中国語を話せるとキャリアアップの道は大きく広がる
どうだい?中国語を話せるだけで、あなたの希少価値は高まり続け、さらにはあなたの成績(売上げ)が上がるっていうのは理解できただろう。
簡単に書いているが、英語だってそうだが「語学」の習得にはそれなりに時間がかかってしまう。くどいようだが、日常会話ができるレベルまでやらないといけないわけじゃない。
販売員として働いているので、「販売接客用語だけ」覚えるだけでいいんだよ。それだけで間違いなく良い方に変わる。
それに海外のお客さんとコミュニケーションが取れたら楽しいだろ?大半の人はスルーしてるんだ。つまり、そのことに気がついたあなたは、それだけで他の人よりも一歩リードしているんだ。
